ほっこり春が~河川敷のある街

節分、立春…そして寒波予報のあった朝。

寒空なはずなのに 
なぜか温かく感じる河川敷のある街のお話です。


川の氾濫予防のためか
ある日、緑地に重機が導入され
土が掘り起こされていきました。

仲間が蒔いて出てきたお花の芽が
根こそぎなくなってしまいました。

残念な思いでしたが…
その寂しくなった緑地にも

また人の手によって植えられた
チューリップの芽が出て、
菜の花が咲き…

ほっこり春が訪れているのです。


そして、その時に掘り起こされて
敷石が何枚か出てきたところを

毎朝、鍬で一枚一枚…
掘ってくれている人たちがいます。

この寒空の下で
丁寧に敷石を掘り起こしてくれているのです。

こうした人たちの目に見えない思いが、
温かい空間をつくってくれているんですね。

この道はどこにつながるかまだ謎ですが、
散歩するこの街の人たちにとって
うれしい道になることでしょう。


寒空なはずなのに 
ほっこり温かい気持ちになった朝でした。

寒さ厳しき2月。
心温まることに出会えますように
心から願っております。

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