スウェーデンの精神科医が書いた
『運動脳』(アンデシュ・ハンセン著)が注目されています。
有酸素運動で「集中力」「記憶力」「意欲」「創造性」がアップするというのですが、
不安やストレスをどう制御するかに焦点をあててみました。
人間がサバンナで狩猟しながら
生活していた頃のこと。
猛獣に出会うと、不安とストレスを察知し、
逃げるか闘うかをすばやく判断して
行動しなければならなかった。
この時の行動には偏桃体が主導権を握る、
海馬は先を見通してブレーキペダルを踏む。
ここまでのお話は、なるほどと思います。
不安とストレスは必要ではあるけれども、
現代社会に生きるわたしたちは
偏桃体が強力に働きすぎるのをどう制御するか。
逃げるか闘うかのエネルギーだけでなく、
熟考して先を見通す力をどう培うか…ですね。
わたしたちは、多かれ少なかれ
不安とストレスを感じながら生きていますが、
深刻な不安障害やパニック発作の症状がある場合は特に効果があるというのです。
「運動をすると、
脳のブレーキペダルが強化されて
前頭葉と海馬が偏桃体の興奮を静め、
それによって不安が抑制される」そうです。
ランニングやスイミングなどの有酸素運動、
心拍数が大幅に増えるような運動を週2~3回
が目安ということですが…
ただ散歩にでるだけでも、
ストレスを抑える効果はあるとのこと。
このことは、実感としておもいます。
ランニング(運動)には
抗うつ剤と同じ作用があるともいわれています。
それも実感としておもいます。
まずは、カーテンを開けて、
一歩外へ…ですね。
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